EU、コロナワクチンの輸出呼び掛け 米など主要生産国に
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アメリカが特許を放棄したとか、アメリカが提案したワクチン特許権の一時放棄とか、どういう流れでこう言う理解になるのだろう。それだけ日本の報道がいい加減と言う事か。
特許を持っているのはファイザーだし、アメリカが放棄するとか、そういう話ではない。バイデン政権は提案はしていない。WHOの提案に対して支持すると言っているだけ。同時にファイザー社に要請し、納得させるためには、それなりのコストと時間が掛かるとも言っている。
なので、もし記事の内容が正しいとしたら、欧州委員会は考え違いをしている事になる。ただ、言っている事は正しくて、重要なのは如何に早急にワクチンを届けるかと言うこと。であるならば新規に生産拠点を建設するより、現在の生産拠点の規模を拡張し、生産量を増やした方が速いのは誰にでもわかる。
多分その方向になるだろう。
注目のコメント
この主張の根底にあるのは、特許が放棄されても、原材料をアメリカのメーカーが独占的に持っている以上、それこそが貧しい国へのワクチン普及を阻止しているという現状認識だ。そもそも、特許が放棄されても、原材料や製造能力がなければ無意味だからである。なので、アメリカの言う特許の放棄は、結局のところ貧しい国へのワクチン普及には無意味で、むしろ現物を届けるべきだという主張である。
EUのこの呼びかけは、途上国へのワクチン供給遅れが深刻な問題になりつつあることの反映です。ワクチンを共同購入する国際的な枠組み「COVAX」は3月の時点で「5月末までに142カ国に2億3700万回分を配布する計画」を公表していましたが、昨日現在の供給は5400万回分。インドの感染爆発で、インド製ワクチンのCOVAXへの供給が想定を下回っていることも影響しているようです。
これは合理的な意見。特許権を放棄してもワクチンの生産量は増えない。むしろ先進国で買い上げ確約をして生産量を増やしてもらい、それを無償で途上国に援助するのが効果的。