コンテナ運賃、東西航路 最高値続出。北米東岸6000ドル超
日本海事新聞 電子版
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先週のSCFI(上海コンテナ運賃指数)ですが,北米東岸向けでスポット運賃が6,419ドル/FEU,北米西岸向けで5,023ドル/FEU,北欧州向けで4,705ドル/TEUなど史上最高を記録する状態になっています.一年前の運賃と比べると北米東岸は2.3倍,西岸も2.9倍,北欧州向けは6.3倍です.
北米西岸向けはLA/LBをはじめとする港湾や内陸部の混雑で,貨物輸送が遅れているため,東岸から輸送を行う経路の引き合いが増えている状況でした.スエズ運河の座礁事故がこの時に起こって,需給がタイトになってとくに東岸向けの価格が上昇することになりました.
日本発の貨物で言うと,スペースが確保できないため,フォワーダーが北米向けの新規のスポット貨物の営業を実質的に停止せざるを得ない状況,との報道も出ています.
北米ではワクチンの接種も進んでいるとのことなのですが,人々の活動が回復していかないと,コンテナの回転はなかなか上がらないですね...