[5日 ロイター] - 5日付の英紙テレグラフは、英国がレアアース(希土類)の国家備蓄を検討していると伝えた。中国による供給支配で英国の電気自動車(EV)導入戦略が危うくなるとの懸念が高まっているためという。
同紙によると、民間企業省当局者がリチウムやコバルトなどの重要な鉱物の入手を守るため、複数の選択肢を協議している。
複数の政府消息筋によると、その一つとしてレアアース不足を回避するための国家備蓄を始める可能性がある。英南西部コーンウォールで可能性があるとされるリチウム鉱山のような国内資源の確保や、民間企業と組んで海外からの調達を確保する外交ネットワークの活用も検討されているという。