Updated 3 years ago

「大丈夫」である必要はない

By Shusuke Murai, Editor at LinkedIn News

Updated 3 years ago

「大丈夫」だと思えない自分を、無理やり奮い立たせて前向きになる必要はない――。そう語るのは、ハーバード・ビジネス・レビュー シニアエディターのヴァスンダラー・ソーニー氏。自分の中のネガティブな感情を否定し、自分や他人に対してポジティブな考え方に徹するべきだという姿勢は「トキシック・ポジティビティ(有害なポジティブさ)」と呼ばれる。このような考えに徹して湧き上がる感情を否定し続けると、結果的に支えが必要な時に孤立したり、不安の増幅につながる。悲しむことや不安になることを後ろめたく感じず、「普通のことだ」と受け入れて認めることが今の時代では特に大切だとソーニ―氏は言う。


大切なものを失うかもしれないと思えば、悲しくなる。何が起きるかわからなければ、不安になる。自分に対しても、日々出会う他人に対しても、沸き起こった感情をそのまま感じることを認めなくてはならない。いまこの時代は、なおさらだろう。

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