【牧野正幸】ワークスでの反省点とこれからやりたいこと
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優良企業だったワークスアプリケーションズの経営はなぜ悪化してしまったのか。そしてカリスマ経営者と呼ばれた創業者で元CEOの牧野氏は今何に取り組んでいるのか。
一昨年の退任以来、初めてとなるインタビューで本人に直接聞きました。
外から見ると、製品開発への投資や人材採用を抑えていればという印象を持ちますが、牧野氏の強烈なチャレンジ精神がなければワークスも誕生していないと思うので良し悪しはなかなか判断しづらいところです。元ワークス社員なので、この記事はとても嬉しい。
ワークスで苦しくも成長出来たおかげで、いま大企業に対するDXのコンサルやTech系のYouTuberとして活動ができていると思います。
牧野さんには、再び革新を起こし、講演会や書籍で、今までのように発信して欲しいです!
自分が退社してからのことなので、実質破綻したことを客観的に見た限りですが、財務諸表の悪化を念頭にMBOで非上場化し株主に迷惑をかけない状況を作り、人工知能搭載ERP(=HUE)を作るというコンセプトとスケジュール、そしてプログラムの開発自体に大きな問題はなかったと思います。
ただ、莫大な投資でギリギリのラインを攻めている時に複数の会社から数十億円規模の訴訟が起こり、予定外のキャッシュの悪化が起きファンドが入ってきて牧野さんの解任に至ったことが今の状態になってしまった真因ではないかと踏んでいます。
この訴訟が無かったら、すでにかなり多くの大企業で稼働しているEPRという切り口から様々な領域のDXが物凄いスピード感で展開できたはずで、日本はもっと先に進めていたのではないかと思うと残念でなりません。
また、AI搭載を色々なところで見ますが、そもそもAIとは何か?エアコンはAIなの?どういう定義という様々な疑問を解説する動画をYouTubeで提供してますので、これらのことがあまりクリアでない方はご覧頂くと役に立つと思います。
【AI編】映画『テルマエロマエ2』からAIを考える
https://youtu.be/72etVW1I-uw偶然牧野さんが夢に出てきた翌朝にこの記事があがるとは。
事実は小説より奇なり。
>わざわざ勝負をしかけた理由は、単純にそれが社会的に必要だと信じていたからです。
>そもそも、ワークスは自分のためではなく社会のために作った会社です。
このスタンスが、僕が10年に渡ってワークスでやりがいを持って仕事をし続けられた要因でした。そのHUEが成功を収められなかったことは残念でなりませんが、多くの元同僚たちは引き続きワークスで、または別のフィールドで社会のためのビジネスに邁進していると思います。
ワークスで学んだことは沢山ありますが、そういう仕事に対するスタンスを学べたことが一番の財産になっているかもしれません。