- ポスト
- みんなのポストを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷
新型コロナウイルス対策で昨年1月から国境が封鎖されている北朝鮮と中国との間の陸路による貨物輸送の再開が、予想された4月上旬よりも遅れている。北朝鮮内では物資不足から生活必需品の価格が高騰するなどの混乱が伝えられるが、なぜ再開しないのか。4月末に中朝国境の街、遼寧省丹東を歩くと、その背景として中朝間の不協和音や駆け引きが存在する可能性が浮かんできた。
「労働節の休暇(5月1~6日)が終わってもすぐに開くことはない」。4月下旬、ある中朝貿易関係者は中国の鉄道関係者にそう言われ、落胆した。「(北朝鮮側から)注文はいろいろ来ている。なんとか早く再開してもらいたいのだが」
この記事は有料記事です。
残り707文字(全文992文字)