台湾で半世紀ぶりの記録的干ばつ 農産物、半導体へ影響懸念

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注目のコメント

• 塩崎 悠輝

  静岡県立大学国際関係学部 准教授

  ・2021年05月04日

  雨が降らないと半導体の収穫が不作になる、というのは台湾ならではですね。すでに、農業への水の配分を減らして半導体に振り分ける、といった選択肢も議論されています。
  　台湾の面積は九州より少し小さい程度、しかし人口は倍近いです。九州で成り立っている程度の農業、工業は成り立ちそうにも思えますが、もっと多くの要素を考慮する必要があります。季節ごとの降雨量、川の勾配などです。
  　台湾の半分は山脈であり、富士山よりも高い玉山をはじめ、標高の高い山が多くあります。つまり、川の勾配は九州よりも急です。
  　20世紀に急増した人口と工業生産のための水資源を確保するためには、イスラエルがやっているような水資源の管理計画が必要であり、ダムが要になります。日本統治時代から台湾の発展にダムは不可欠でした。