[フランクフルト 2日 ロイター] - ドイツ自動車業界紙アウトモビルウォッヘは2日、米電気自動車大手テスラのマスク最高経営責任者(CEO)が、建設が遅れている独工場をめぐり、現地スタッフらに稼働までさらに半年のずれ込みを容認する姿勢を示していると、会社関係者らの話として報じた。

テスラの広報担当者は報道に対するコメントを控えつつ、今年末の稼働を見込むとした先月の声明に言及した。

同社は当初7月1日の稼働開始を計画していたが、行政手続きの遅さや、バッテリー工場の建設も計画していることなどから工期が遅れている。

先月には規制手続きの長期化について、認可の枠組みが「気候変動に対抗する上で必要なこうした事業の構想や実現の緊急性と根本的に矛盾している」と不満をあらわにしていた。