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三十三フィナンシャルグループ(FG)傘下の三重銀行(三重県四日市市)と第三銀行(同県松阪市)が1日に合併し、「三十三銀行」が誕生した。少子高齢化や超低金利の厳しい環境に加え、新型コロナやデジタル化に伴う環境変化への対応も迫られる中で、新たなスタートを切った。渡辺三憲頭取(旧三重銀頭取)は同日の会見で「これまで培ってきた両行の強みを融合し、地域の持続可能性の向上に積極的な役割を果たしていく」と決意を述べた。
三重銀が北勢、第三銀が中南勢を主な顧客基盤とする中、合併で補完し合い、スケールメリットを生かして経営基盤を強化する狙いだ。2行合算の預金残高は約3兆7500億円、貸出金残高は約2兆7900億円(いずれも2020年9月末時点)で、県内では百五銀行(津市)に次ぐ規模に。今後、百五銀と三十三銀が競い合う時代に突入する。
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