米バークシャー、自社株買い7200億円 大型買収実現せず
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記事末尾にある年次株主総会も開かれた。自社株買いについての話ではないが、SPACとRobinhoodへの言及が、バフェットらしくて印象的。
SPACについては「いつまでも続かないが、今お金があるところでウォール街はお金があるところに行く。有名な人・名前さえ確保すれば、何でも売れる」。相棒のマンガーは「倫理的にアカン。馬鹿げているだけでなく、恥ずべき」と一刀両断。
Robinhoodについては、「違法でも非道徳でもない。でもそれをやっているところで(健全な)社会は作れないと思う。社会のばくち的な側面を利用していて、尊敬はできない」。マンガーは「深く間違っていて、このようなものが文明化された市民社会から大量の市民を投資に巻き込んでいるとは嘆かわしい」。(下記記事から、自分の意訳)
この言葉について、賛否両論はあるだろうが、古くからバブルもその崩壊も経験しながらずっと投資をしてきた経験則も含まれているとは感じる。
https://bit.ly/3gTgg4S
なお、Berkshireの株主総会、通称「資本主義のウッドストック」も例年はバフェットがいるオマハで開かれるが、今年はロスでYahoo Fiannceがウェブキャストする形で開催。
https://finance.yahoo.com/brklivestream/バリュー株(割安優良株)を買って長期視点で保有。成長に疑問が出てきたり割高感が強くなれば売却。
市場が割高な時は買わないで我慢、過剰にキャッシュが積み上がれば株主へ還元。
これも会社の自己資金で投資するからできる運用ですね。
投資ファンドの場合、一定期間中に投資を積み上げるのも重要な責務のひとつなので、我慢の待機はなかなかできません。
バークシャーは永遠の憧れですね。
また、一般論として、景気が良い時にファンド資金が集まりがちで、そういう時期に立ち上げたファンドは(買収の競合も多いし)好況下での高めのバリュエーションで投資してしまう傾向あり。
逆に、不景気の時期にがんばって資金を集めた投資ファンドは割安に投資する機会を得やすい。
なかなか、投資ファンドにとって環境の良い時期に資金を集めにくいというジレンマがあります。因みにバークシャーは株価が4000万円を越えていて創業以来一度も株式分割をしていない珍しい会社です。
もちろん株式分割は企業価値には影響しないはずだけど、心理的に買いやすくなるのでアップルは何度もやっているしテスラも昨年やったばかり。
企業価値に影響ないとはいえ実際株価は上がるので、どこまでも本質に拘るバフェットらしさが出ていますが、ちょっと頭の固さも感じてしまいます。