今日のオリジナル番組


詳細を確認
どこでも栽培可能!?「農業イノベーション」
本日配信
333Picks
Pick に失敗しました

人気 Picker
2021年度通期予想が売上1.38兆円、営業利益280億円、経常利益50億円、当期純利益35億円の予想。黒字予想に驚いた。
コロナで環境が激変しているので四半期ごとの推移をみると下記のようになっている。売上予想1.38兆円は四半期に直すと3450億円。ここしばらくはざっくり限界利益率6割くらいなので、足元から売上が約1500億円増加すると利益は900億円増加。そこにもう一息コスト改善を進めるといった計画になるのだと思う。
1Q:売上1216億円、粗利-1139億円、営業-1591億円
2Q:売上1702億円、粗利-760億円、営業-1219億円
3Q:売上2358億円、粗利-290億円、営業-815億円
4Q:売上2011億円、粗利-525億円、営業-1024億円

一方で、まずは売り上げがそこまで回復するかというのがポイント。主要セグメント別に売上やKPIの変化を見ると下記のようになっている。通期で売上6000億円くらいの回復の予想だが、国内線だけでなく国際線の一定の回復がないと達成できず、ワクチンと人々の行動変容次第の部分が多そう。
国際線:6139億円→447億円、旅客キロ502億キロ→28億キロ
国内線:6799億円→2031億円、旅客キロ395億キロ→116億キロ
国際貨物:1026億円→1605億円、42億貨物トンキロ→33億貨物トンキロ
ガイダンス出したことに驚きです。
今時点で不明なこと多く、この数値自体が一人歩きして普通の状態であればいいことないと思うのですが。

ただ、ブレイクダウン見ないとわからないですが、減損判定しなくてはいけない航空機が一兆円もあるので、意地でも黒字にして開示しなくてはいけなかったというのは、ありそうな事実な気がします。
減損は早期退役の航空機中心に863億円だけでした。

前期で7000億円増えてしまった負債をどう消化していくのか、競争力という観点では難しい舵取りです。黒字予想自体は、今後の経営の方向を見通す上では、あんまり重要ではないかもしれません。
日本でもワクチンは必ずやってくるし、供給は加速しています。アメリカはすっかり「コロナ終わった」感満載で、航空各社はいずれも強気なので、ANAの数値もそれほど驚きません。

人の動きだけでなく、貨物が意外に貢献するのかな、とも思います。コロナの間に航空郵便や貨物の料金が爆上がりしているので(私の仕事には大打撃)、国際線を人がガラガラ状態で飛ばしても貨物ではかなり取り戻せるのではないか、と。
ANAとJALは大変な赤字を出していますが、絶対に潰れてはいけない企業。必ず黒字になるという覚悟を示すことは社内にも社外にもブランディング効果あり。

ワクチンがあれば、これだけ前向きになれるということです。ワクチンを打った人から前向きになる。ワクチン摂取量を増やした国から経済が戻る。そのわかりやすい例だと思います。
ANAの2021年3月期連結決算の純損益は4046億円の赤字に。ただ来期は黒字化できそうとのこと。

決算短信
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120210430404371.pdf
発表資料
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120210430404463.pdf
経済安全保障に対して企業にコンサル、アドバイスをしていますが、これまで比較的重視されてこなかった政治リスクがより重視してもらえるよう切に願います。最近は以下のような論考も執筆しました。企業の安全保障を考える時代です。


https://frontier-eyes.online/japanese-company-politicalrisk/
コロナ影響が読みにくい中で損益予想をたてる難しさがあったことを拝察します。苦しんできた業界がワクチンによってポジティブな方向に進んでいくことを切に願います。

---
全日本空輸を傘下に持つANAホールディングスは30日、2022年3月期連結決算の純損益が35億円の黒字になるとの見通しを発表した。
海外路線はどう考えているのでしょうね。国内線回復だけではまだ片肺です。
海外路線の回復が待たれます。
ここにいる99.999%の人が「そりゃそうなるよね」と思うタイトルですね
懐疑的⁉︎

「新型コロナワクチンの接種が進展し、国内線の旅客需要が22年3月期末に新型コロナ前の水準に戻る」
フルサービスキャリアである全日本空輸を中心とする持株会社。傘下にLCCのピーチを有する。マルチブランド最適化および貨物事業の拡大によるエアライン事業の利益最大化などに注力。
時価総額
1.53 兆円

業績