ユダヤ教の行事で38人死亡事故 イスラエル、折り重なり倒れる
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イスラームの大巡礼(ハッジ)でも毎年数百人は将棋倒しで亡くなります。道中で力尽きたり、病気に感染して死亡する人はもっと多いです。しかし、巡礼中に死ぬというのは、殉教のようなものなので、どうせいずれ死ぬなら、非常に望ましい死に方の1つであるとも考えられます。
この事故が起きたメロン山というのは、シモン・バル=ヨハイという、2世紀のユダヤ教学者の墓があるところです。集まっていたのも、この人の命日に毎年行われる祭りのためです。
この祭りは、ユダヤ教の中でもハシディズムといわれるヨーロッパ東部にいたユダヤ教徒の一派の一部が行います。毎年30万人は集まり、墓の前で火を焚いたり、水などをかけたりします。そうすることで、奇跡的な祝福の力が与えられるともいわれます。
今年の祭りの様子
https://twitter.com/search?q=bonfire&src=typed_query最悪期の週は人口100万人あたり1日平均785人が感染したイスラエルですが、ワクチン接種が進むに連れて順調に陽性者が減り、直近の週(4月19日まで)は17人になりました。大惨事に遭遇された皆様のご冥福と回復とを念じますが、こうした密集が許されるのもワクチン接種率が62.4%に達し、いまでは我が国より遥かに状況が良くなったが故でしょう(直近1週間の日本の100万人当たりの陽性者数は37人)。
ワクチン接種率が未だ1.8%に過ぎず医療システムがいとも簡単に崩壊し、ますます厳しい制限が課されて起きる我が国の未来の惨事が心配です。(・・;