(ブルームバーグ): みずほフィナンシャルグループは、2021年1-3月期(第4四半期)連結決算において米国の証券事業で約100億円のトレーディング損失を計上する。28日に同社傘下のみずほ証券が発表した。

同日のみずほ証決算発表で会見した若林豊財務・主計グループ長は、損失の具体的な内容についての言及は控えたが、原因となった取引からこれ以上の損失拡大はないことを確認したと説明。また、グローバルで取引先を点検し、損失が出るような類似の案件はなかったとも付け加えた。

米国の証券業務は機構上みずほ証の傘下ではないが、参考として開示している。みずほFGは5月14日に前期(21年3月期)決算を発表する予定。

ブルームバーグは今月1日、みずほFGが米投資会社アルケゴス・キャピタル・マネジメントに関連した取引で100億円規模の損失を計上する可能性があると報じていた。

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