中国の人口が50年ぶりに減少=FT紙
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「50年ぶりに」というのはたぶん誤訳で、「1950年代末以来では初めて」というのが元の文章ですね。
https://www.ft.com/content/008ea78a-8bc1-4954-b283-700608d3dc6c?shareType=nongift
大躍進政策(1958~61年)の結果、1960年の死亡数が出生数を上回ったことを指しているのでしょう。
https://en.wikipedia.org/wiki/Great_Leap_Forward#/media/File:Birth_rate_in_China.svg一人っ子政策の結果として高齢化が進む中国では、既に生産年齢人口(14歳~65歳)の減少が始まっています。移民が人口増加を支える米国と違い、中国は国内の出生と死亡が主な要因です。「中国の人口は2027年にピークを迎える」とありますが、「一人っ子政策を16年に廃止し、代わりに二人っ子政策を導入した」としても出生者数の増加に寄与し始めるのは早くて2030年代後半以降ですから、早ければ2027年以降、遅くとも2030年代に入って人口が減り始めるのは既定路線です。
中国でもコロナ禍で若者の出産が減ったと報じられていますし、コロナ禍で高齢者の死亡が思いのほか増えているかもしれません。そうした一時的な要因によるものか、あるいは出生数の恒久的な減少で想定以上に減少が早まったものなのか。人口は経済成長の大きな原動力で、米中の経済覇権争いと絡んで目が離せません (@@。