[香港 28日 ロイター] - 香港の民間住宅価格は3月に0.8%上昇し、2019年7月以来の高水準となった。堅調な需要や景気回復により3カ月連続で上昇した。

2月は0.86%上昇していた。

新型コロナウイルスの感染拡大や2019年夏から始まった反政府抗議活動にもかかわらず、香港の住宅市場は昨年底堅さを維持した。

不動産市場のセンチメントは今年に入り、コロナワクチン開発のおかげで上向き始めており、購入者は中国本土との往来再開後の価格上昇を予想している。

不動産仲介業者ミッドランドによると、1─2月に中国本土の人が購入した香港の住宅物件は前年比40%増加。購入価格の80%以上は5000万香港ドル(640万米ドル)を上回っていた。