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アジア太平洋の新興国、7・3%成長予測…コロナは「最大のリスク」

読売新聞
【バンコク=山村英隆】アジア開発銀行(ADB、本部・マニラ)は28日、アジア太平洋地域にある新興国・地域の2021年の国内総生産(GDP)成長率が、前年比7・3%増になるとの見通しを発表した。新型コロナウイルスが経済回
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アジア太平洋の新興国にとって今や中国が最大の貿易相手、そして新型コロナウイルスの影響を受け易いサービス産業のウェイトが低いのが特徴です。シンガポールはサービス産業のウェイトが圧倒的に高いですが、この国は世界に向けた貿易のハブ。
【第三次産業の就業者の比率】
中国 46%
インド 32%
ベトナム 35%
ミャンマー 35%
シンガポール 84%
比較:日本 72%
世界経済が回復に向かえば世界の工場として中国が動き出し、クーデターといった特殊な要因が無い限り、それにつれてアジアの新興国と貿易のハブであるシンガポールが相対的に高い回復力を見せるのは自然な動きかと思います。
新興国の中では、感染状況が比較的悪くなく、コロナのダメージを受けにくい製造業の比率が高いアジア太平洋の経済です。
このため今回に関しては、他の新興国に比べれば通貨危機のリスクは低いと思います。
インドはこれまでにない規模で
第二はがきています。

ADBの成長率予測の11%超は
第二波顕在化前の予測ですから、
どの程度下振れかに注目しています。
インドでは、都市封鎖が実施さらているので、
それがどの程度長引くかに、かかっています。
ミャンマーの9.8%減は一見すると思ったほど悪くないように見えますが、ミャンマーの2021年度は20年10月〜21年9月なので、今年2月のクーデター前の正常な状態(コロナはありましたが)も含めての数字です。

なおADBは今回、22年の成長率予測も発表していますが、ミャンマーについては(21年10月始まりの)22年度の成長率予測値は発表していません。今後の経済活動がどうなるか、とても予測できる状態にないということかと思います。