中国当局、アントIPO許可取得の経緯を調査=WSJ

[27日 ロイター] - 中国の電子商取引大手、アリババ・グループ傘下の金融会社アント・グループについて、創業者の馬雲(ジャック・マー)氏がどのようにして迅速に上場許可を得たのか、中国当局が調査している。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が27日、関係筋の話として報じた。
WSJ紙によると、中央政府は今年初めに調査に着手。「新規株式公開(IPO)を許可した当局、これを推進した地元当局者、IPOによる利益を得られる立場にあった大規模な国有企業」などに焦点が当てられているという。
この報道に関するロイターの取材に対し、アント・グループからコメントは得られていない。
上海証券取引所と香港取引所は昨年11月3日、同月5日に予定されていたアント・グループのIPOを延期。WSJ紙は同月、アント・グループのIPO延期を決めたのは習近平国家主席だったと、中国当局者の話として伝えていた。

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