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野村、プライムブローカレッジ上級幹部を停職処分-アルケゴス問題

野村ホールディングスは投資銀行業務の上級幹部数人を職務停止処分とし、リスク管理担当の最高責任者を交代させた。同社はビル・フアン氏のファミリーオフィス、アルケゴス・キャピタル・マネジメントとの取引に絡み、多額の損失を計上した。

  事情に詳しい複数の関係者によれば、ブライムブローカレッジ部門のグローバル責任者ドゥーガル・ブレク氏を停職処分とした。米国のプライムブローカレッジ業務責任者ジョシュア・クレク、グローバル株式共同責任者マイケル・カペロニス両氏にも職務停止処分が下されたという。

  このほか、クレジットリスク担当のグローバル責任者であるダグラス・リオンズは退任し、パトリック・マクガリー氏がそのポジションに就く。リオンズ氏は野村にはとどまるという。関係者は詳細が公表されていないとして匿名を条件に語った。

  ブレク氏の停職処分については英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が先に報じていた。野村のロンドン在勤広報担当者アオイフェ・レイノルズ氏、およびブレク氏はコメントを控えた。カペロニス、クレク、リオンズ各氏はリンクトインを通じたコメント要請に応じなかった。

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原題:
Nomura Suspends Executives, Replaces Risk Head in Archegos Rout(抜粋)

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