毛ガニがドーン 「海の幸ラーメン」 津波乗り越えた豪華な一杯
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東日本大震災で被災した宮城県東松島市野蒜(のびる)の食堂「えんまん亭」では、地元産の魚介をふんだんに使った豪華な一杯を提供している。大きなホタテ、毛ガニ、エビ、アサリ――。その名も「海の幸ラーメン」だ。
鶏ガラスープにカニみそのコク
カニみそのコクが加わった鶏ガラスープに細い麺がよく絡み、口いっぱいに潮の香りが広がる。思わずスープを飲み干したくなったところで、店員がまるごと1匹入ったカニの身をほぐし、ホタテの殻に乗せてくれた。そのままスープをかけるもよし、ご飯を追加で注文してカニ雑炊に仕立てるもよし。人それぞれの味わい方を楽しめるという。
全国から客が目当てに訪れる看板メニューは、店主の遠藤惣之助さん(79)が20年ほど前に「どこの店にもない独創的なラーメンを」と考案した。季節限定メニューもあり、冬は大粒のカキがたっぷり入った「カキラーメン」、春はシャコエビを使ったあんかけ丼などが人気だ。
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