東京都 新型コロナ 828人感染確認 火曜で800人超は1月26日以来

東京都内では27日、新たに828人が新型コロナウイルスに感染していることが確認され、火曜日に800人を超えるのはことし1月26日以来です。都の担当者は「火曜日にしては非常に多く、増加傾向が続いている。不要不急の外出や都や県をまたぐ移動は厳に慎んでほしい」と呼びかけています。

東京都は27日、都内で新たに10歳未満から100歳以上までの男女合わせて828人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

火曜日に800人を超えるのはことし1月26日以来です。

また、1週間前の火曜日から117人増えていて、前の週の同じ曜日を上回るのは27日で27日連続です。

さらに、27日までの7日間平均は746.7人で、前の週の118.7%となり、増加が続いています。

都の担当者は「火曜日にしては非常に多く、増加傾向が続いている。近県から東京に来ている人も多い。感染しないため、また、周囲にうつさないためにも、不要不急の外出や都や県をまたぐ移動は厳に慎んでほしい」と呼びかけています。

27日の828人の年代別は、
▽10歳未満が16人、
▽10代が61人、
▽20代が220人、
▽30代が119人、
▽40代が125人、
▽50代が119人、
▽60代が46人、
▽70代が42人、
▽80代が51人、
▽90代が27人、
▽100歳以上が2人です。

27日の828人のうち、およそ57%にあたる474人はこれまでのところ感染経路がわかっていません。

また、イギリスへの渡航歴がある人が1人いました。

一方、感染経路がわかっている濃厚接触者の内訳は、「施設内」が129人と最も多く、次いで「家庭内」が126人、「職場内」が46人、「会食」が27人などとなっています。

このうち「施設内」では、1つの有料老人ホームで利用者と職員あわせて77人の感染が確認されました。

この施設ではクラスターが発生していて、27日の77人も含めてこれまでに151人の感染が確認されているということです。

これで都内で感染が確認されたのは13万6426人になりました。

27日時点で入院している人は26日より14人減って1923人で、「現在確保している病床に占める割合」は34.8%です。

都の基準で集計した27日時点の重症の患者はきのうと同じ55人で、重症患者用の病床の14.7%を使用しています。

重症の患者の年代別は、
▽70代が15人と最も多く、
▽60代が13人、
▽50代が11人、
▽80代が6人、
▽30代と40代がそれぞれ4人、
▽20代と90代がそれぞれ1人となっています。

また、都は、感染が確認された50代と60代の男性3人が死亡したことを明らかにしました。

これで都内で死亡した人はあわせて1879人になりました。