虐待事件の精神科病院で違法隔離が常態化か 神戸市の調査で判明
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OECD加盟国の中で日本の精神科の入院期間、病床数は群を抜いています。
日本の精神科の平均入院期間は274日
他のOECD加盟国でいうと2番目の韓国の124日のダブルスコア
ちなみに韓国の精神科病床は日本の3分の１
他の国の病床数は日本の半分以下でほとんどが入院期間は30日以下
参考 厚労省
第１回精神保健福祉士の養成の在り方等に関する検討会 （平成30年）
https://www.mhlw.go.jp/content/12200000/000462293.pdf
日本の社会が精神疾患を許容しないからなのか？
ストレスの多い社会が精神疾患を作り出しているのか？
他国には精神疾患を患っている人の受け皿が病院以外に充実しているのか？
他国が精神疾患に対して治療せずに放置しているのか？
あるいは入院なんて必要ないのに金儲けの為に患者の為にならない無駄なことしてるのか？
原因は複合的なものだとは思うので、なにかをすれば一発で解決というものでもないし、一概に短くすれば良いものではないとは思います。
ちなみに平成元年には平均入院期間は500日近かったのでこれでも右肩下がりでピークの時の半分ぐらいになってます。
日々関わる中で素晴らしいなと思う精神病院もあります。
退院後の施設との橋渡しに従事しているソーシャルワーカさんの中には、患者さんの社会復帰の為にそんなことまで？と思うぐらい患者さんの為に尽くしている方もいるし、患者さんの負担を考えて入院前に常態化してしまっていた向精神薬を減らしていたり。（薬を減らすと活発になるので看護のコストは上がる上に収益は下がる）
でも一方でこのニュースのような、人権侵害が横行してます。
こういうニュース見ると嫌な気持ちにはなるのですが、日ごろの自分含めた社会の精神疾患の方々に対する不寛容な対応や態度がまわりまわってこういうところへのしわ寄せになって表れているんだろうなとも思い、複雑な気分になります。
