【3分解説】エヌビディアの「CPU参入」がすごい理由
- 強みの「GPU」と「DPU」を生かす
- NVIDIAの野望であり悲願
- インテルへの挑戦なのか?
- 英アーム買収計画は高評価
- 注目は、欧米の研究所の動き
強みの「GPU」と「DPU」を生かす
- 【設立】1993年
- 【上場】 1999年(米ナスダック)
- 【従業員数】1万8900人
- 【売上高】約1兆7700億円
- 【時価総額】約39兆円
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米半導体メーカーのNVIDIA(エヌビディア)が、CPU事業参入を決めました。NVIDIAは、ゲームや映画などで多用される、3次元映像などのグラフィックス画像処理用半導体(GPU)に定評があります。
CPUの付属品的な扱いだったGPUの時代は変わり、AI(人工知能)半導体として主役に躍り出ました。AI時代の、仮想空間における機械学習や自動運転技術を支える要のデバイスになったのです。
それでも、NVIDIAはGPUから一歩を踏み出します。半導体の設計技術者たる者ならば、誰もが一度は夢を見る「CPUを作りたい」という、ファンCEOの想い。
英ARMを買収することで、ARMの低消費電力技術をベースに新たなCPUの足跡を、まずAI分野で残せるか。その挑戦と戦略について簡単にご紹介します。
「新型CPU「グレース」採用のシステムは、現行の最新機種の10倍高速となる。」さらに採用するメインメモリーのDRAMによって、CPUとGPU間のデータ転送速度は30倍となる。というところがすごい。
自社化することによって、ユニット間のスピードが超速になる。これをめざしたのでしょう。CPU単体でインテルと戦うのではなく、CPUとGPUのチームワークで戦う。インテルの牙城を少し崩すことができるかもしれません。
本格参入ってことは、懐かしのTegraが無かったことにされてしまったと変なところが引っかかる。しかも「Nvidia Tegra」で検索しようと思ったら、検索候補に「Nvidia Tegra 遅い」とか出てくるし。もっと懐かしいTransmetaも含め色々な挑戦者が出てきても、現在まで覇権を握り続けるIntelと、そこに今度こそ食い込んでるAMDの両方とも尊敬。
用途がPCだけでなく多様化している一方で開発投資やIPが同時に高騰しているので、CPUに限らず色々なコンポーネントで統合・大手のへの集約と、大手同士の越境参入は今後も進むと思われる。
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