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「福知山線脱線事故」16年後の「経営効率と安全」

東洋経済オンライン
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    東京大学 大学院工学系研究科 航空宇宙工学専攻 教授

    「軌道 福知山線脱線事故 JR西日本を変えた闘い」 https://amzn.to/3vgzWUd を一読ください.
    事故遺族と加害企業であるJR西日本の交わりを描いた一冊.本書前半,加害企業が被害者から感情的な突き上げを食らう話が続くが,中盤から思いがけない展開に向かう.
    事故で妻と妹を亡くし,娘が瀕死の重症を負った淺野弥三一が本書の主人公.淺野氏は都市開発のエンジニア.JR西日本の責任逃れ,組織防衛を優先する姿勢が見られるなか,JR西日本の関係者でありながら淺野氏の言葉に耳を傾け,自分の言葉で対話しようとしている人物が現れる.事故後,子会社から呼び戻され,JR西日本で初めて技術屋出身の社長になった山崎正男氏である.山崎正男氏は東大の航空工学科出身とのことである.国鉄に入社し,技術系キャリアとしてほぼ一貫して運転系統の職場を歩んできた.同じ技術屋として淺野氏は山崎氏に話しかける.
    「被害者と加害者の立場を越えて同じテーブルで安全について考えよう。責任追及はこの際、横に置く。一緒にやらないか。」
    遺族と加害企業幹部による共同検証委員会設置される.それまで停滞していたJR西日本の事故認識と安全思想の転換を引き起こし,「リスクアセスメントの向上」「第三者評価の受け入れ」「ヒューマンエラーの非懲戒」などの方針が打ち出されることになった.
    本書は被害者側の淺野氏の視点から描かれるが,感情的にならず,JR西日本を描くときも偏りがない.そのため読むのも辛くない.あの事故のその後にこのような物語があったとは.


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