2021/4/27

【仕事の未来】今、あなたの仕事を取り囲む「5つの大変化」

NewsPicks特約編集者
DXの推進やAIの普及によって、まったく新しい職種が生まれる一方、消滅する職種もあると叫ばれて久しい。
しかし、それら「生まれる仕事」「死ぬ仕事」ばかりが変化に晒されているわけではない。なくなりはしなくとも、大きく様変わりしている職種が多いのだ。
特集2話目の今回は、今まさに起きている、誰にとっても他人事ではない「ドラスティックな仕事の変化」を5つの切り口で読み解く。
そして、この大潮流の中で、求められる人材像はどのように変容していくのか。
今後取るべきキャリア戦略も含め、人事コンサル会社コーン・フェリー・ジャパンのシニアクライアントパートナーである柴田彰氏に解説してもらった。
柴田彰。コーン・フェリー・ジャパン コンサルティング部門責任者。慶応義塾大学文学部卒。PwCコンサルティング(現 IBM)、フライシュマンヒラードを経て現職。組織構造 の設計、人材戦略の策定、人事制度の構築、経営者 サクセッション等、組織と人事に関する幅広いテーマを 取り扱うコンサルティング部門を統括。著書に「エン ゲージメント経営」「人材トランスフォーメーション』、 共著に「職務基準の人事制度」「VUCA 変化の時代を 生き抜く7つの条件」など。最新刊に「ジョブ型人事制 度の教科書』(共著、日本能率協会マネジメントセン ター刊)がある。
INDEX
  • 1.デジタルで消える「実務」
  • 2.溶ける「職種の境目」
  • 3.変わる花形職種
  • 4.アウトソース化とインハウス化
  • 5.高騰するデジタル人材

1.デジタルで消える「実務」

冒頭で述べた通り、今あらゆる職種において起きている劇的な変化はDX(デジタル・トランスフォーメーション)との関連を抜きに語ることはできない。