東京と大阪に大規模ワクチン接種会場 来月中にも運営開始方針
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現地で必要になるスタッフは、医療者だけではありません。
現地の交通整理や予診表の確認は、医療者でなくてもできます。あるいは、次回の予約の調整にも専門知識は不要です。
ワクチンの注射の時間自体は数秒であり、会場での多くの時間は、医療とはあまり関連のない時間です。このため、ワクチン事業の拡大、接種スピードの増加には、非医療者スタッフの確保、慣れなども非常に重要です。
また、予防接種について事前に理解し、当日は注射を受けるだけにしておく、というような接種を受ける一人一人の準備も、積み重なって国全体の接種スピードの向上につながります。
供給の問題が解決されるのは時間の問題です。次に訪れるのは、ここに挙げたような接種スピードの問題になると思います。課題克服に向けて、できることはたくさんあります。この大規模接種会場というわけではありませんが、来月から私も外部の接種会場へ出向くことが予定されています。
普段の予防接種では、ワクチンの心配事であったり次回の接種日時のプランニングであったりも医師が行うことが多いのですが、このような大規模なミッションではそのような手順では破綻することはあきらかです。
成人が接種対象であれば1時間に数十人を接種することは、その手技だけでいえば可能です。しかし、接種者は医師や看護師だとしても、それ以外の手順に関しては分散して行う必要性があるでしょう。
接種を受ける方々も、『接種会場できけばいいだろう』と普段の診療のように向かうと面食らう可能性があります。事前に心配事を減らしておく必要があるでしょう。
その聞いておくべき相手こそ、『かかりつけ医』だと思います。>医師や看護師の資格を持つ自衛隊の協力を得る方向で調整
河野太郎大臣が4/24のブログで次のように書かれています。
「ファイザー社のワクチンは、連休明けから毎週約1000万回分ずつ日本に供給されます。
そうなればワクチンの供給量の心配はなくなりますから、自治体には全力でワクチン接種を行ってもらえます」
https://www.taro.org/2021/04/%e5%8c%bb%e7%99%82%e5%be%93%e4%ba%8b%e8%80%85%e3%81%b8%e3%81%ae%e3%83%af%e3%82%af%e3%83%81%e3%83%b3%e6%8e%a5%e7%a8%ae.php
自衛隊の協力はありがたいですが、ワクチンの供給が増えるのですから、医師と看護師以外にも打ち手を拡大するべきです。これに反対している医療従事者は、今後強く非難されると思います。