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ESG投資について、なぜ日本が立ち遅れているのか、日本ではいつから始まったのか、これからどうすべきなのか、丁寧にインタビューしたよい記事です。

「例えば先日とある非上場の中規模企業が米国企業と契約しようとしたとき、『あなたの会社はこれまで、女性や障害のある方が経営する企業と契約をしたことがあるか』と問われました。慌てて女性が経営していて自分が欲しい製品をつくっている国内の会社を探したけれど見つからない。」

日頃からダイバーシティを意識的に実践した仲間づくりをしておくことが、結局はESG投資を呼び込むことになり、ひいては企業の発展につながり、ひるがえって社会にも持続的な成長をもたらす、ということですね。

ESG投資を呼び込むために仲間づくりを利用するというのは気持ち悪いですが、日頃から偏見・差別なくオープンに人とつながり、絆を作っていくことが結果として好もしいことしかもたらさないと予測されているのであれば、そのように行動しない手はありませんね。
ファッションや投資に限った話ではないが、
①コンプライアンス(法令順守)→エシカル(誠実性)
②リスク、企業文化、長期価値
③実態と、ゲームのルール
が、全体の動き・変化としてポイントと捉えている。

【①コンプライアンス(法令遵守)→エシカル(誠実性)】
モノ不足の時代は大量生産でコストを下げ、需要を満たすことが社会要求。そしてその過程での環境や雇用などの課題が生まれ、公害対策や労働基準などが法律含め整備され、その遵守が求められていった。
でも現在は多くの国でモノは満たされている。そしてその中で育ったミレニアルやZ世代は、より高次とも根源的ともいえる誠実なのかという欲求を、より重視していると思う。

【②リスク、企業文化、長期価値】
誠実であるほど様々なリスクは減る。だけど、大量生産や法令遵守していればOKという企業文化から、より誠実に、でも事業として成立させるという観点に変えることは、企業文化を変えることそのもの。
また「私たちは誠実です」と訴えても信じてもらえるわけではなく、やり続けて、時間をかけて社内外に認知される。長期だからこそ、短期での結果も求められる資本主義では簡単ではないし、一方でできるとリスクが下がったと投資家に判断され、より評価される。

【③実態と、ゲームのルール】
日本企業は、実態は誠実性を意識していると思う。取締役の多様性など改善の余地があるところも多いが、誠実であることへの社会圧力が良くも悪くも強い。でも、ゲームのルールとして何を行い何を開示するか、その観点で改善の余地がある(下記NP編集部の記事をご覧頂きたい)。
https://newspicks.com/news/5663296

ESGにも利益にも、株主は外圧。顧客は高品質・低コスト・誠実性を求め、従業員は高給・誠実性を含めたやりがいを求め、利益を減らす可能性があり、利益を求める株主と逆方向。ただESGに関しては方向性は揃っている。だからこそ、外圧として文化を変えていくことに利用しながら、顧客・従業員・株主の認知を長期で得て、またそれで訴求することによって価値相応の値付けをして利益も得てほしい。
でも簡単ではない。下記の、DanoneのCEOがESGに力を入れたが、業績不振で退任となったのが個人的には印象的。
https://newspicks.com/news/5695542
私はこの記事を日本人への提言、と読ませていただきました。


比較的前半に「外圧」という話が出てきます。
日本でも成功してる企業名が挙げられていますが、特徴はグローバルで事業展開していること。海外ではしっかりとした?外圧が存在し、それにさらされることで否が応でも欧米企業のような意識を経営が持つようになります。

なので、日本でもカスタマーが企業をもっと監視しようよ、と。

また、本記事で興味深いのは「いいことのPR」について。

日本人はよいことをひけらかすのが文化的に避けられてきた、という特性がESG推進における妨げになっている可能性があると論じます。


つまり、良いこと(ESGへの真摯な取り組みをする企業)を日本人がもっと称賛し、そういった企業から積極的に購入するよう努めることが重要なのでは、と考えさせられました。


企業はカスタマーの支持がないと商売が成り立ちません。
どれだけがんばってESGやろうとも、商売あがったりでは経営者失格の烙印を押されます。

つまりは、購買者である我々の意識の向上が求められているのです。

良いことをするように企業に「外圧」をかけ、正しい取り組みを「称賛」する。

マスコミが好きな小さな揚げ足取りやスキャンダルも大事ですが、国の企業を正しい方向に育てていけるような「民度」を求める、そんな記事からの提言を私は受け取りました。