ソフトバンク、新任の社外取締役に女性2人起用ー多角的議論を期待
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ソフトバンクを日本の大企業の一社と見れば、この動きは特筆的なものであろう。一方で、ソフトバンクをグローバル情報通信上場企業とみれば、ガバナンスのグローバル化の中では当然の動き。
テクノロジー、事業、ファイナンスもさることながら、ガバナンスも孫さんは全てグローバルスタンダードでしかみていない。投資先も海外、資金調達も国内の低金利環境や個人マネーはうまく活用しているが、ビジョンファンドも含めればこの5年ほどの資金調達の大半が海外投資家からされている。
ガバナンスもそれに合わせてグローバルスタンダードを意識するのは当然の流れ。
注目のコメント
まずは人数で増やすという取り組みは、ある意味で評価されるが、ソフトバンクのビジネスや企業理念に照らすとちょっと残念な注目のされ方。
取締役のダイバーシティは ジェンダーだけでなくさまざまな点での多様性(専門分野・事業経験など)が求められている。スキルマトリックスがそれを説明する一つの方法で スキルマトリックスを開示する企業も増えている。
取締役会の実効性によりフォーカスすべきで 女性に数だけが見出しになるような状況を早く脱却したい。なぜこれがニュースになるのか分からない。
多様性というのは、多面的な議論を呼び起こすことで意思決定の確度を上げるために当然必要なのであって、その当たり前のことをニュースにされても困る。