(ブルームバーグ): 国内通信大手のソフトバンクは23日、新任の社外取締役に女性2人を起用すると発表した。6月の定時株主総会で正式に決定する予定だ。

社外取に就任するのは早稲田大学理工学術院教授の菱山玲子氏と元滋賀県大津市長で、三浦法律事務所弁護士の越直美氏。両氏の就任で、ソフトバンクの取締役13人中、3人が女性となる。これまでの女性取締役の割合は11人中1人だった。

菱山氏は現在、東証2部に上場するシステム開発会社の旭情報サービス、越氏は東証1部上場のウェブコミュニケーションサービス会社であるブイキューブの社外取をそれぞれ務めている。

ソフトバンクは発表文で、専門的な知見を持つ両氏が経営に参画することで、多角的で活発な議論につながり、「コーポレート・ガバナンスのさらなる強化と企業価値向上に寄与するものと考えている」と述べた。

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