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新型コロナウイルス感染症に適応する治療薬が拡充されたとのニュースで、朗報です。ただし、軽症で使うことができないため、使用範囲がかなり限定されると思われます。商品名はオルミエントといい、米国イーライリリー社が開発し、一般名はバリシチニブといいます。ヤヌスキナーゼ (JAK1/JAK2)阻害薬という種類の医薬品で、内服薬として、すでに他の用途(日本では、既存治療で効果不十分な関節リウマチとアトピー性皮膚炎)で使用されていますが、新型コロナウイルス感染症にも適応が拡大されました。関節リウマチやアトピー性皮膚炎は免疫が亢進して起こる病気です。

細菌やウイルスに感染すると、病原体から身体を守るために免疫が活性化する一方、暴走すると健康な細胞を傷つけます。新型コロナウイルスが重症化するとこの状態(「サイトカインストーム」と呼ばれます)がつくられ、深刻な病状を招きます。感染症による重い症状がある場合には、免疫を抑制する治療が優先されます。本剤はこの時に使われる医薬品として承認されました。

軽症にこの薬剤を使うと、免疫が抑制されるため、理論的に新型コロナウイルス感染症悪化を招きます。したがって、「中等症から重症の新型コロナによる肺炎に対し、抗ウイルス薬レムデシビルと併用して用いる。」という、かなり限定された用途での認可になっています。

今回の申請は、新型コロナの入院患者に対するバリシチニブ使用を評価した、米国国立衛生研究所(NIH)傘下の国立アレルギー感染症研究所(NIAID)主導の国際共同第3相試験(ACTT-2)で、「レムデシビル単独」vs「レムデシビル+バリシチニブ」で臨床試験を行い、後者でより高い有効性が見られたためです。(日本で)有効性・安全性の人種差による差異を確認するための補足的臨床試験は行わず、外国の臨床試験成績のみをもって薬事承認されているようです。

医薬品開発のターゲットとしては、以下が参考になります(自己引用です)。
https://www.facebook.com/takahashi.yoshihito/posts/3000160826711723
(2020年3月25日当時の予測に基づくため、現状とは若干の齟齬があります)
一方、日本のネット民の期待を全面に背負っているアビガンにイベルメクチンといった国内製薬企業の製品は、残念ながら治験での成果が今のところ見られない以上、承認される可能性は極めて低い
こういう autoimmune 症状のためのクスリをJ&Jのワクチンと併用して使えませんかねぇ 1回doseで済むこともあり、夏の間に学生さんにJ&Jの大量接種、秋からは対面のみ授業を予定していたメリケン大学は多いのですよねぇ それできなくなったので、今また考え中のようですが、 多分ハイブリッドが続くのでしょうねぇ
新型コロナウイルスの治療薬として厚労省は米イーライリリーの「バリシチニブ」を承認しています。「レムデシビル、「デキサメタゾン」に続いて3例目」とのこと

厚労省のリリースはこちらです。
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_18199.html

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