2021/5/8

【誤解】徹底リサーチで見えてきた「マクアケ」の本当の姿

Loop Now Technologies, Inc Content & Creative Director
NewsPicks編集部による番組『デューデリだん!』は、NewsPicksの記者たちが、噂の企業を取材し、経営トップにインタビューする過程を可視化するコンテンツです。

今夜10時からの配信で取り上げる企業は「マクアケ」。この記事では今夜の番組の楽しみ方を少しだけ紹介します。
画像タップで動画ルームに遷移します(全編視聴には有料会員登録が必要です)
INDEX
  • “クラファン大手”をデューデリ
  • 「0次流通」というマジックワード
  • マクアケとクラファンの“距離感”
  • 「手数料20%」を支える競争力
  • 「なんでも聞いてください」
  • マクアケの実体にどこまで迫れるか

“クラファン大手”をデューデリ

今回の取材対象は「Makuake(マクアケ)」。
2013年にサイバーエージェントの社内ベンチャーとしてスタートし、7年目の2019年12月に東証マザーズへの上場を果たし、その後も順調に成長を続けています。
今年5月7日時点の時価総額は、およそ696億円。
飛び抜けた水準ではないものの、国内クラファン市場を牽引するマクアケは、投資家からの期待も総じて高く、ピカピカの優良企業の1つです。
そんなマクアケに今回挑むのは、谷口健デスクと金融ジャーナリストの呉太淳記者です。

「0次流通」というマジックワード

編集部インターン(本業は役者)の藤村聖子さんを加え、早速リサーチを始めた3人は、決算説明会資料にたびたび登場する「0次流通」という言葉に引っかかります。
見慣れないこの言葉、記者にしても、わかるようでわからない。
どうやらマクアケがつくった言葉のようです。
「0次流通」という言葉に込められたマクアケの思いを深掘っていけば、マクアケのビジネスの本質に迫れるのではないか。
そんな発想から、リサーチは動き始めます。
そして、この言葉こそが、マクアケの実体を捉えるための最重要ワードであることを、記者たちは後日、インタビューで知ることになります。
マクアケ中山亮太郎社長へのインタビューは番組後半で。

マクアケとクラファンの“距離感”

マクアケのビジョンやビジネスモデルを調べていく記者たち。
リサーチが進むにつれ、谷口デスクは、マクアケのビジネスの実体が「クラウドファンディング」から遠のいていくような感覚を覚えます。
メディアで「クラファン大手」「クラファン運営」などと紹介されるマクアケですが、その実体はクラファンとは別のところにあるのではないか。
谷口デスクは、マクアケが定義するビジネスのあり方と世間の認識との間に、ギャップを感じたようです。

「手数料20%」を支える競争力

企業リサーチの中で、特に重要なのが、その企業の「稼ぐ力」を知ること。
決算資料を読んでいくと、マクアケは手数料収入を稼ぎの柱にしていることがわかります。
マクアケの手数料は取引総額(GMV)の20%。
これは、キャンプファイヤーやレディーフォーなどの“競合”と比較しても、一段高い設定になっています。
なぜ、それほど強気な設定でいられるのか?
相対的に高い手数料にもかかわらず、ユーザーに選ばれている理由を知ることが、マクアケの競争力の源泉を知ることになるはずです。

「なんでも聞いてください」

リサーチ開始から1週間後。
質問を携えた谷口デスクと呉記者が、中山亮太郎社長へのインタビューに臨むべく、マクアケ本社に向かいます。
対面した中山社長は38歳。年齢以上に見た目は若々しく、言葉をひとつひとつ丁寧に、淀みなく発する経営者です。
株式会社マクアケ・中山亮太郎(なかやま・りょうたろう)社長
フランクで爽やかな風貌ですが、時に起業家として、裡に秘めた熱量と刃物のような鋭敏さを覗かせることも。
記者にとって、経営トップや起業家に与し易い相手は誰一人としていません。
中山社長は、心の奥底にある「本音」を引き出すのが難しいタイプの取材相手です。

マクアケの実体にどこまで迫れるか

谷口デスクと呉記者は、マクアケの中山亮太郎社長から、どのような取材成果を上げることができるのでしょうか?
その答えは、今夜10時からの配信で確かめてください。
画像タップで動画ルームに遷移します(全編視聴には有料会員登録が必要です)
『デューデリだん!』は、今後も隔週ペースで土曜夜10時に配信していきます。
NewsPicksコメント欄やSNSなどに、ぜひ番組の感想やご意見を#ddd #デューデリだんをつけてお寄せください。