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売上が底堅く、コストカットも着実。
あとは直近横ばいになりつつあるEV向モーターの売上がどのように次のレベルに上がるのか。ここに最大の社運をかけているだけに、社交交代もしかるべきと思います。
最高売上を叩き出して、退任を発表する永守さんはさすがだと思います。手広い製品への部品提供を行う部品メーカーの凄みを感じます。

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同時に発表した21年3月期の連結売上高は前期比5.4%増の1兆6180億円だった。IT用ファンモーター、家電用モーター、ゲーム機向けなどで新製品を投入し、新規需要を獲得することができたという。営業利益は前期比47.4%増の1600億円と大幅増益だった。
日本電産というか、永守さんは事業ポートフォリオがうまい。

日本電産の事業は4本柱です。
・精密小型モータ
・車載
・家電・商業・産業用
・その他の製品グループ

2010年度は、精密小型モータ中心のポートフォリオでした。
2020年までの中期経営計画では、車載と家電・商業・産業用を重点2事業に据えます。
重点2事業は、見事、精密小型モータと同等以上の事業となり、売上高は1兆6,181億円で過去最高を更新。

今回の永守会長、関潤社長の発言から、
・精密小型モータ→成長期待
・車載→どこかで増産
・家電・商業・産業用→需要が堅調

2030年には売上10兆円も決して絵空事ではありません。
精密小型モータ、車載用製品、家電・商業・産業用製品、電子・光学部品等の製造・販売を行う。特にブラシレスDCモータやHDD用スピンドルモータ等、多数製品で世界シェア首位を有する。
時価総額
3.70 兆円

業績