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国連や国際法で「避難民」といった場合、国内避難民と国外に逃れた人たちがいます。「難民」という言葉は、国外に逃れた人たちのことを指します。
 難民と国内避難民、どちらが大変な立場にあるかは一概にはいえず、資金や体力のある人たちの方が国外まで行ける、という場合も多いです。あるいは、ロヒンギャの一部のように包囲されて鉄条網で囲まれて国外には出られない、という場合もあります。
 現状だと戦闘の激しい東部と北西部から多くの国内避難民が出ています。東部からタイ国境に入ろうとして止められている人たちも、現状ではミャンマー国内の避難民ということになります。それでも、東部からタイに入ったり北西部国境からインドに入ったりしている人たちもいて、数は把握できないです。中国国境については、管理が比較的厳重です。
 ミャンマーは世界第5位の難民発生国とされています。国外に逃れた難民の数に加えて、出稼ぎなどで国外に出ている人も加えると、人口6千万人のミャンマーで、200万人(+ロヒンギャ200万人)は国外に出ています。
https://www.unhcr.org/globaltrends2019/
国連報告者がミャンマー国の軍事政権によるクーデター反対派弾圧で25万人近くが避難民化したと発表。国連安保理が役割を果たすべきときがきている。
ロヒンギャ難民に関しては世界は関心を示しつつも具体的な措置はとらなかった。今度はクーデターによる弾圧で難民が増える。クーデターを非難する国は何らかの対応をすることが求められる。国際社会は今度こそ動くのだろうか。
ミャンマーの避難民の多くはタイに行き、すでにミャンマー弾圧の前からタイに逃れたミャンマー避難民数は50万人以上いるとされています。避難民、無国籍者、不法滞在労働者などの問題でタイも悩ましいと思います。これはミャンマーとタイ両国の問題ではなく、国連そして世界が一緒に考えるべきの話ではないかと思います。