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韓国地裁、元慰安婦の訴え却下 日本への賠償請求、主権免除適用

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    (株)TOASU特別研究員(経済評論家・コンサルタント)

    『慰安婦動員は「反人道的犯罪行為」』とありますが、キャンペーンを張った日本の新聞社が時を経て認めざるを得なくなった通り、本件は事実そのものが存在しない捏造とも思える“誤報”です。今の基準に照らして褒めた行為でないのは間違いないですが、銃剣を突き付けて強制的に“性奴隷”にしたということでなければ、若い兵士の暴走を抑える意味から各国の軍にあった枠組みで、非難される謂われはありません。
    裁判の行方もさることながら、大きな問題は「20万人の女性が日本軍に拉致され性奴隷にさせられた」という嘘と共に慰安婦像が世界中にばら撒かれ、世界の人々がそれを信じるようになっていることです。自分で確認してはいませんが、事実を知っていると私が信頼する人から聞くところ、像を設置する団体は、事実関係が問題になりそうなところの像にはこの文言を入れず、そうした虞のないところの像にこの文言を書き込んで世界に広めているそうです。これは、事実関係の検証を避けつつ世界の人々の日本を見る目を歪めることに繋がります。
    虚偽を認めて却下されるなら大いに意義がありますが、「反人道的犯罪行為」であることを認めたまま主権免除で門前払いされたら、嘘が事実として同情を買いつつ世界の世論に残りかねません。難儀なことではありますね・・・ (・・;
    【追記】問題の発端は、第二次大戦に参戦した将兵なら誰でも知っているはずの事実を知る人も少なくなった1977年の朝日新聞の誤報(捏造への加担?)問題です。家族の貧困等の不幸な境遇にあった人達が韓国人であると日本人であるとを問わずこうした職業に身を投じざるを得なかったことに抱く怒りに同情は覚えるものの、人身売買といった話を持ち出して誤報を正当化する行き方に多少の義憤を感じないでもありません。この問題に先立つ時代は未だ、多くの “リベラル系”のメディアと“進歩人”が、北朝鮮は理想の国、反米親ソ親中国こそが教養ある人たちの在り方としていた時代です。日米韓が連携してソ連、北朝鮮に対抗することは許せなかったはずで、従軍慰安婦問題が韓国と日本の間に抜き差しならない楔を打ち込んだという点で、当時の“誤報”は今に至るまで十二分に効果を発揮しているように感じます。日本にとっても韓国にとっても自由を愛す米国を始めとする民主主義の国々にとっても、本当に不幸な出来事です


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