2021/4/23

【実践】人の興味を引く「デザイン力」を磨く習慣

株式会社NASU 代表取締役/クリエイティブディレクター/デザイナー
まるで預言者のように、新しい時代のムーブメントをいち早く紹介する連載「The Prophet」。
今回登場するのは、元・任天堂のデザイナーで、約300名が参加するオンラインコミュニティ「前田デザイン室」室長のNASU代表・前田高志氏だ。
前編では、ビジネス書としても売れている前田氏の著書『勝てるデザイン』のエッセンスを紹介しながら、デザイナー以外の人も使える仕事術をひも解いた。
企画の立て方や、多くの人に共感されるコンセプトの作り方、各種プロジェクトをうまく進めるコツなど、さまざまな仕事で応用できるものが多かったが、前田氏自身はこれらのスキルをどう身に付けたのか。
後編では、人の興味を引くアウトプットを生むための「習慣」をテーマに、前田氏の経験談を聞く。
INDEX
  • 人は「言語化」で一皮むける
  • 無意識に選んでいるものが個性に
  • 思考の“リミッター”を外す方法
  • 「ゼロ円」の仕事で二兎を得る
  • 素の自分を小出しにする勇気

人は「言語化」で一皮むける

1977年兵庫県生まれ、大阪芸術大学デザイン学科を卒業後、任天堂へ。約15年プロモーションに携わった後、独立して2016年2月から現職。2018年、自身のコミュニティ「前田デザイン室」を設立。
── 近年は「デザイン思考」のように、ビジネスでデザインの考え方が求められるシーンが増えています。前田さんはこの流れをどう見ていますか?