福岡の百貨店・井筒屋が資本金を1億円に減資 財務体質を改善へ
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またまた資本金を1億円に減資に。北九州の百貨店である井筒屋が資本金を1億円に減資するみたいです。簡単に整理します。
【手続き】
・株主総会等で決議
・減資は通常はキャッシュアウトはない(有償減資は減資+配当のこと)
・会計的には資本金を減らしてその他資本剰余金にするだけ、資本剰余金が増えることの影響は配当可能額が増えるくらい
・欠損填補をすれば利益剰余金の赤字とぶつけられる
・資本金を信用力として見る会社は今は大分少ないと思われる(むしろ何故信用力と見るのか謎なくらい)
【メリット】
(税務上の中小企業になる)
・欠損金の利用制限をうけずに黒字の全額を過去の赤字とぶつけられる(大企業は黒字の50%だけ)
・交際費が800万円まで税金の計算でも経費扱い
・外形標準課税の適用なし(デメリットの可能性も)
・欠損店舗をすると地方税の税率が下がる可能性あり
(中小企業法の適用対象の可能性も)
・税額控除等の優遇税制がうけられる可能性も
・事業再構築補助金やものづくり補助金の申請が出来る可能性
ぱっと思い付くところだけ列挙しましたので抜けがあるかもですが、主だったところはこんな感じだと思います。