[メルボルン 20日 ロイター] - 英豪系資源大手のリオ・ティントは20日、1─3月期の鉄鉱石生産量が減少したと発表した。悪天候と労働力不足で、鉱山や西オーストラリア州の港湾の操業が打撃を受けた。

同四半期の生産量は7640万トンで、前年同期比2%減だった。

あるアナリストは「堅調な価格環境に鉄鉱石を投入できていない。救いは特に鉄鉱石や銅などの商品価格がおおむね上昇していることだ」と指摘した。

出荷量は同7%増の7780万トン。前年同期は7290万トンだった。

今年の出荷量については、3億2500万トン─3億4000万トンとする見通しを維持した。

一方、銅の生産は前年同期比16%減少した。新型コロナウイルス感染抑制策でチリのエスコンディーダ銅山での労働力確保が困難となった。また、モンゴルのオユトルゴイ銅鉱山の生産も、中国の国境制限の影響を受けている。