[20日 ロイター] - ジョンソン英首相は、米国が今週主催する気候変動サミットの前に、温室効果ガス排出の新たな削減目標を発表する見通し。2035年までに排出量を1990年比で78%削減する。目標達成時期を従来計画より約15年前倒しする。

英国は11月に開かれる国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)の開催国。

バイデン米政権は、COP26を前に、気候変動に関する首脳会合(気候変動サミット)を22─23日にオンラインで開催。少なくとも50%の排出量削減を打ち出すほか、出席国から削減加速の合意取り付けを目指す。中国やインド、ブラジル、ロシアを含む約40カ国・地域の首脳が招待されている。

英フィナンシャル・タイムズ(FT)紙は、新たな目標には、国際航空・海運分野の排出が盛り込まれる見込みと伝えた。

民間企業省の報道官は、気候変動委員会の最新の助言を参考に近く方針を発表すると述べた。

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