[ロンドン 19日 ロイター] - 英政府は19日、米半導体大手エヌビディアの英半導体設計企業アーム買収に伴う国家安全保障上の影響を調査すると発表した。

ダウデン・デジタル相が19日、ソフトバンクグループによるエヌビディアへのアーム売却について、いわゆる「介入通知」を出したと発表。「次の段階として、関連情報を集めるために、英国の独立競争当局が買収の影響に関する報告書を作成し、今後の判断に役立てる」とした。

一方、エヌビディアは、アーム買収が国家安全保障上の重大な問題を引き起こすとは考えていないと表明。「この買収を発表してから行ってきたように、当社は英当局と緊密に協力していく」とした。

英政府によると、競争・市場庁(CMA)がアーム買収に伴う競争、管轄、国家安全保障への影響を評価し、7月30日までに報告書を作成。その後、ダウデン氏が買収を承認するかどうか、もしくはより長期的かつ詳細な調査を行うかを判断する。