[19日 ロイター] - 米飲料大手コカ・コーラが19日に発表した第1・四半期決算は、新型コロナウイルスワクチン接種の進展のほか、一部アジア地域の感染拡大抑制策緩和を背景に炭酸飲料の需要が堅調だったことで、利益と売上高が予想を上回った。

純売上高は約5%増の90億2000万ドル と、リフィニティブがまとめたアナリスト予想平均の86億3000万ドルを上回った。

オーガニックレベニュー(買収・売却や為替相場などの影響を除いた本源的売上高)は6%増加した。

一時項目を除く1株利益も0.55ドルと、予想の0.50ドルを上回った。

炭酸飲料の販売は中国とインドで伸び、欧米の落ち込みが相殺された。クインシー最高経営責任者(CEO)は「特にワクチン接種が進み、経済活動が再開されている地域での業務の改善に勇気付けられている」と述べた。