2021/4/19

【3分理解】菅バイデン報道から、抜け落ちていること

NewsPicks 副編集長(NY支局)
この週末、大手メディアは菅バイデン一色だった。
定義はどうとして、いわゆる全国紙を眺めてみると、1面の大半を割いて、この首脳会談について報じている上に、全社が2、3面はもちろんのこと、社説や社会面までつぎ込んで会談の詳細や意義を伝えている。
念のため、1面の見出しを振り返っていこう(順不同)。
  • 朝日:日米、声明に台湾明記 中国との競争、連携強調 首脳会談
  • 読売:日米、対中で同盟深化 台湾の平和重要性強調 香港・ウイグル人権懸念
  • 毎日:日米52年ぶり台湾言及 「海峡の平和重要」 首脳会談声明
  • 日経:日米首脳会談 「中国」「脱炭素」米が問う覚悟 「台湾」52年ぶり共同声明に
  • 産経:日米声明「台湾」を明記 対中国結束で一致 香港・ウイグル人権に懸念
各社とも1969年以来、共同声明に初めて「台湾」が明記されたこと、中国への対抗はもちろんのこと、さらには菅首相とバイデン大統領が「ヨシ」「ジョー」と呼び合ったことや、菅首相が会談中にハンバーガーを食べなかったことまで取り上げ、まさに「お祭り」のようだ。
オンラインの時代に、各社の紙面構成を伝えることの重要性はさておき、これだけ日本の大手メディアがあらゆるリソースを割く「最重要トピック」であったことは疑いようがないだろう。

絶望的なまでの「温度差」

では、もう一方の当事者である米国のメディアはどう報じたのか。