“具体と抽象”を使いこなし、「新しい常識」を生み出す人は何が違うのか
コメント
選択しているユーザー
「仕事が忙しくて現場を回る余裕なんてない」
「現場の言うことを聴いても振り回されるだけ。本社は個別事象に向き合うべきではない」
「現場の声を拾うのは部下の仕事。」
そんな心ない言葉を、たまに本社の部門長や仕組みづくりの責任者から聞きますが、言い訳にしか聴こえません。現場の見えない本社部門長がいても、現場と本社の溝が生まれるだけで、百害しかありません。
忙しいのも事実なのでしょうが、1ヶ月単位で見れば無駄な会議や雑談に費やしている時間の何と多いこと。
実際には、現場には会社の課題が噴出しており、たくさんの気づきが得られます。何も得られない、と感じている人には「見えていない」「気付こうとしていない」のだと思います。
例えば人事施策やマーケティング施策が、実際の従業員やお客様にどう受け止められているのか。そこに実直に向き合い、改善していく、というマーケットインの思想が絶対的に必要だと感じるこの頃です。
=============(参照)
「現場」に足を運ぶという、当たり前のことを当たり前に行動できる人はやっぱり強い。
私もメンバーに、現場の感触を必ず尋ねるようにしていますし、私自身もなるべく現場に足を運ぶ機会をつくり、メンバーと感触について意見交換する機会を設けるようにしています。
オフィスや工場の雰囲気、人々の仕事ぶりや話しぶりから、守るべきものと変えるべきもの、その境界線が見えることがあるからです。
もちろん前提として経営判断はファクトに基づいて下すべきです。しかし、データを並べるだけで判断できるなら、経営者やコンサルタントの存在意義はどこにあるのでしょうか
#現場こそ重要 #人事戦略 #マーケティング戦略
注目のコメント
佐々木さんとの対談はとても楽しい時間でした、ありがとうございました。
私はキャリアを通じて、サプライチェーンやオペレーションの組み方には企業が大事にすること・価値観が本当に転写されるものだなと感じてきました。
2020年代、企業の使命や価値観が変化する、しなくてはならない時期に入った局面では、私のチームも業界や社会の変革に主人公としの責任と気概を持って貢献していきたい。
そのために佐々木さんのような志を共有する仲間と盛んに協働もして、理論と現場を往復しながら確かな仕事を積み重ねていくチームを率いていきたいと思っています。物流危機の解決に挑むHacobu CEO 佐々木太郎さんと、アクセンチュア サプライチェーン&オペレーションの日本統括 マネジング・ディレクター 太田陽介さんによる対談です。大変盛り上がりました。
個人的に、多種多様なコンサルタント論を聞くのをいつも楽しみにしているのですが、今回も非常に面白かったです。
特に今回二人とも強く語っていたのが「コンサルタントの仕事は、決してスマートではなく、本来“泥臭い”」ということです。
現場を理解することだけは怠ってはいけない。とはいえ、現場に寄り添って共感を覚えたとしても、頭を切り替え、感情を抑えた結論を出さないといけない。
こうした“具体と抽象”を行き来する葛藤やストレスを何度も超えてきた経験こそ、
アクセンチュアでの財産だったと佐々木さんは語ります。
なお太田さんが統括するサプライチェーン&オペレーションでは、人材を積極採用中とのことです。ぜひ興味のある方は記事下の求人リンクをチェックしてみてください。今はどうかわかりませんが、私がいた時のアクセンチュアは経営コンサルティング部門であっても他のファームに比べて現場の業務を細かく見る傾向が強かったと思います。当時はなんでこんな細かいことやるんだと思ったことも正直ありましたが、今思うと経営目線と現場目線双方を見るとても重要な経験だったと思います。