[ウィンザー(英イングランド) 17日 ロイター] - 英王室は17日、ロンドン郊外にあるウィンザー城の聖ジョージ礼拝堂で、フィリップ殿下の葬儀を行った。新型コロナウイルス対策で参列者が30人に制限される中、エリザベス女王をはじめ王室メンバーが別れを惜しんだ。

今月9日に99歳で亡くなったフィリップ殿下は73年にわたり夫として女王を支えた。

ひつぎは、殿下自身がデザインに携わった特注のランドローバー・ディフェンダーに乗せられ城内を移動。車の後ろをチャールズ皇太子ら親族が歩いた。

葬儀の冒頭には英全土で1分間の黙とうが捧げられた。

葬儀には現在米国で暮らすヘンリー王子も参列し、不仲説が出ている兄ウィリアム王子と葬儀後に並んで歩き、言葉を交わす場面も見られた。2人が公の場で会話するのは、ヘンリー王子と妻のメーガン妃が3月に米有名司会者オプラ・ウィンフリー氏のインタビューに応じて以降初めて。

メーガン妃はインタビューで、長男アーチーちゃんを妊娠中に王室内で肌の色を懸念する声があったなどと明らかにしていた。