キリスト教福音派に広がる反ワクチンの風潮、不信感と誤情報が原因と専門家
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反ワクチンは世界中に見られますが、宗教に関係ある場合も無い場合もあります。イスラームでも、ワクチンに否定的なグループはいくつもあります。アストラゼネカに限ってはダメ、といった主張もあります。
インドだと、ヒンドゥー教徒が感染を広めているという主張もあり、一方で、ムスリムが広めている、「コロナ・ジハード」だ、といった主張もあり、警戒すべき水準の対立になっています。
反ワクチンは、ニセ科学・ニセ医学を根拠にしていて、それと宗教が結びつく場合があります。宗教そのものには、反ワクチンの根拠はありません。聖書にもクルアーンにも、ウィルスやワクチンのことは書いてないのですから、聖典に根拠が見つかるわけはありません。
宗教が現代に適応する道を探そうとする時、ニセ科学に飛びついてしまう、ということがよくあります。風疹や麻疹は、米国でも反ワクチン運動の結果、感染が広がることが近年でもよくあります。
宗教がニセ科学と結びついて反ワクチン派になる時の、主な主張に「自然な生き方」「自然な治癒」というものがあります。ワクチンに頼るのは「自然」ではない、というもので、キリスト教だとプロテスタントの方で多く見られ、特に福音派で多く見られます。プロテスタントは、前近代の生き方が望ましいと考えるところもあり、実践しているグループもあります。
キリスト教だけではなく、東アジアには「人間の身体が持つ自然な治癒力」とか気といったものへの執着があり、反ワクチンに結びつく例が多く見られます。インフルくらいじゃ私は打ちません。打ってないけど、一度もかかったことがない。コロナも最後まで様子見ると思う。コロナで死ぬとは思わないし、死んでも後悔はない。
そう、死への恐怖を克服してるか、が根底にあるかも。これを単なる無知と見下すかどうかは、その人次第。政府への不信感は多くの人にあるし、事実を見極めるのも難しい。当時陰謀論扱いだったことが、後から見て当たっていることもあるよね。感染リスクを下げることとが目的なら打てばいいし、因果関係を説明できない健康問題に苦しむことのリスクを避けたいなら打たなきゃいい。目的がそもそも違う。