ボーイング、737MAX操縦室で新たに電気系統の問題-関係者
Julie Johnsson、Siddharth Philip、Mary Schlangenstein-
1週間前には、同様の製造上の不具合を受け一部機体が一時運航停止
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作業は複雑なものではなく、基礎的なハードウエアが対象
米ボーイングは737MAXの操縦室で新たに2カ所に電気系統の不備がある可能性があるとみている。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。1週間前には、同様の製造上の不具合を受け、最近納入された機体が一時運航停止となった。
ボーイング、737MAX数十機を運航停止に-電気系統に不具合
ボーイングは先週判明した不具合付近にある他の電気系統の不備についてMAXの操縦室などを検査しており、修理計画を策定中。同社から説明を受けたMAXの顧客によると、こうした作業は長期間を要したり複雑なものではなく基礎的なハードウエアだけが対象だ。
今回の問題は2019年初め以降に製造されたMAX約450機に影響が出る恐れがある。このうち約90機は航空会社が運航しており、残りは納入待ちの状態にある。
ボーイングは「運航に関する報告書について顧客と協力しており、報告書は今後、米連邦航空局(FAA)に承認申請される」と説明した。
16日の米株式市場で同社の株価終値は1.2%安の248.18ドル。
原題:Boeing Finds Electrical Issue in New Areas of Max Cockpit (1)
(抜粋)
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