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台湾海峡をめぐる安全保障の問題が注目を集めていますが、首脳会談で確認される項目は各分野にわたります。この経済協力分野にも米中対立が色濃く影を落としていて、安保は日米同盟を基軸とし、中国とは経済の関係を深めていくスタンスをとってきた日本にとって、難しい要求が突き付けられる可能性があります。首脳会談は事前に文言を詰めるだけ詰めて会談に至るというプロセスがありますので、文書は眼光紙背に徹しつつ、双方のブリーフィングや記者会見の発言を吟味する必要があります。
日本の出遅れ感があるなかで、日米の経済協力を対等の立場で進めてゆくことが可能なのだろうか。米国の技術革新が急ピッチであること、米国は新型コロナウイルス感染が拡大しても経済は好調をキープしてきたこと(ニューヨーク株の上昇がすごい) 、台湾の半導体産業の躍進ぶりが目立つことなど考えると、日米関係は大事だけれど、「うーん。荷が重いな」という印象あり。
さすがのNHKです。総力戦で取り組んでいます。午前4時台に解説を交えながらライブで伝えるなんていうことは、NHKでしかできません。目先の数字を追っていたら、こんな芸当はできません。台湾をどう扱うかが焦点ですが、米国は日本に対して「実はね、こっそり言うけど‥」と中国に耳打ちすることを期待しています。それだから、穏当な姿勢になるのか、それだから厳しい姿勢を見せるのか、は外交の妙だと思います。「日米気候パートナーシップ」を立ち上げることが合意されたと伝えられています。両首脳は来週、オンラインで予定されている気候変動問題サミットまでに、2030年までの温室効果ガスの削減目標に関するコミットメントを表明することなどを確認するといいます。日米トップのこの合意は大きいです。これは世界の産業界に強い影響を与えると思います。
すでに日米2+2において、安全保障問題については満額回答が得られているので、今回の日米首脳会談における米国の狙いは、経済安全保障の分野において日本から合意を取り付けることだったと考えられます。
その意味で、共同文書「日米競争力・強靱性(コア)パートナーシップ」は重要であると言えます。共同文書として発表されたということは、米中のバランスをとり、他国間枠組みによる経済協力を推進しようとする日本に対して、米国が日米の枠組みで技術開発・経済協力を進めるよう日本に要求したことに対して、日本が同意したことになります。
共同文書では、6Gなどの新興技術に係る競争力・イノベーション、新型コロナウイルス感染症対策、気候変動・クリーンエネルギー・グリーン成長が具体的な項目として挙げられており、日米協力の推進が謳われています。
こうした文書を見れば、中国だけでなく、バランスをとる日本との協力を求めていた東南アジア諸国等も、経済安全保障の面でも日本が米国と一体となったと認識するでしょう。中国が最近になって、日本に対して、米国と同列に避難し始めたのはその証と言えるかもしれません。
「信頼に値する事業者(Trusted vendor)」は特に新しい概念ではないが、経済的合理性よりも安全保障上の合理性を優先するという点で一致しているということなのだろう。
サプライチェーン構築の目的は中国デカップリングにあるのではないかと思われます。
20億ドルの巨額の投資もするそうです。
ちなみにファーウェイの2020年の年間研究開発の費用は216憶ドルで、日米政府よりもっと開発に投資しています。
どのようにサプライチェーンを構築していくのでしょうか。
まだ声明文書を見ないと何とも言えませんね。会社で「日米首脳会談が大きな相場材料になる可能性」と題するレポート書きました。4つある材料は全て対中包囲網で、サプライチェーン、米国主導新マーシャルプラン、ワクチン外交、脱炭素で鉄道とスマートシティ、です。日本経済再生の潜在性を秘めていると思います。
https://www.resona-am.co.jp/oshirase/2021/pdf/210415_m.pdf
トランプ政権は同盟国との経済関係をこじれさせてしまったので、バイデン政権は同盟国との関係修復を重視するのではないでしょうか(少なくとも当初は)。
どうも内容的にはパッとしないなあ。。