【林 良太】妻が産後うつ、苦しむお母さんと家族を救いたい
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連載5日目になりました!この時は人生でダントツにしんどかったです。出口のない暗いトンネルにいるようでした。その中でうまれた母子保険はぐ、たくさんの思いが詰まっています。妊婦の不安を取り除き、産後うつに苦しむお母さんを少しでも減らしたいと真剣に思っています。
金融サービスというのは本来こういう問題解決をしたいときに、素早く安いコストで立ち上げられる存在であるべきなのです。ニッチな問題であればあるほどそれは難しい。採算が合わないからです。難病の薬だと採算性が合わないから作れない製薬も、最新鋭のテクノロジーを駆使すれば可能になるかもしれません。金融をそういう存在に再発明したいと思っています。私たちも博士課程のために再渡米したときは、家内が2人目を出産して1月半で、ホルモンの不調で林さんほどではないですが大変でした。
これはお母さん問題に限らないですが、社長が「助けて」と言えることの大切さを教えてくれるすごい例と思いました。Finatextホールディングスの共同創業者兼CEO・林良太氏の連載第5回です。
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ANAグループや丸井グループなどの企業が、資産運用や少額短期保険といったサービスをスピーディーにスタートしている。証券や保険の分野で新商品が次々と誕生している背景に、あるフィンテックベンチャーの存在があった。SaaS型の金融基幹システムから、個人投資家向けのコミュニティアプリまで金融領域で幅広い事業を展開するFinatextホールディングスだ。
ネクストユニコーンとの呼び声も高い同社を率いるのが、共同創業者兼CEOの林良太氏。日本版ロビンフッドとも称される取引手数料無料の株取引アプリ「STREAM」や、妻が産後うつを患った体験から生まれた「母子保険はぐ」など、革新的なサービスを生み出してきた。
「金融をサービスとして再発明する」をミッションに次世代金融サービスを創造する若き起業家に「仕事の哲学」を聞いた。(全7回)
■第1回 古い金融インフラが日本をダメにしている
■第2回 俺、ビル・ゲイツを超える起業家になる
■第3回 ドイツ銀行「大リストラ」の嵐の中を生き残った
■第4回 日本版ロビンフッドができるまで
■第5回 妻が産後うつ、苦しむお母さんと家族を救いたい
■第6回 起業家の父は毎晩6時に帰ってきた
■第7回 バカにしてくれて、ありがとうございます