【中川政七】手の届く範囲でやるべきことを考えるのが経営だ
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注目のコメント
「茶道ハラスメント」…茶道以外にもいろいろありそうです。「知識が豊富になる一方で毒されていき」、新しいアイデアと言っておきながら「わかってない」といってしまうようなところは自分も気をつけないとと思いました。
ちなみに柳井さん同様大山健太郎会長も人の採用に関して次のように言っていらっしゃって、成長の壁を乗り越えることの難しさと大切さはどの会社も経験しているのだと感じました。
「どうしても人が足りないなら、製品開発や営業活動より採用を最優先にすべきでしょう。けれど「人が採れない」という会社ほど、募集にお金をかけていません。「棚ぼた」で人は採れないのに、努力も工夫もあまりしていません」中川政七商店の会長で十三代・中川政七さんの連載第7回(最終回)です。
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日本の工芸をベースにした生活雑貨や衣類の製造・販売を手掛ける中川政七商店。その商品は、なつかしさとモダンさのバランスが絶妙だ。
工芸業界初のSPAモデルを構築し、「遊 中川」「中川政七商店」などの自社ブランドを確立したのが、十三代・中川政七氏。
1716年、奈良の地で創業して約300年。老舗の革命児は2018年に44歳で社長を創業家以外で初となる千石あや氏に託し、自身は会長職に就いた。
「日本の工芸を元気にする!」というビジョンに向けて、経営コンサルティング事業に取り組んでいる。業界の課題と解決策とは。(全7回)
■第1回 「いい街」とは「いい店」がたくさんある街
■第2回 無条件に買ってしまう「ブランド」とは何なのか
■第3回 「ブランド」をつくる方法を考えた
■第4回 良いビジョンを掲げると、会社の質が変わる
■第5回 工芸品メーカーの経営コンサルを始めた理由
■第6回 社長交代、千石あやを選んだ「リーダーの3要件」
■第7回 手の届く範囲でやるべきことを考えるのが経営だ上場と採用、実際どれだけ影響があるのか気になる。
上場しているということは、一定の規模・収益性や認知を受けているということでもある。ただ十分条件的というか、採用に対して必要条件なのかというと個人的にはそう感じない。
昔は情報流通が少なく、メディアに取り上げてもらって認知を受けるという観点もあったかもしれないが、今は自社でも発信がしやすい。特にブランドを中心に据えた企業であれば、広いところから採るよりも、ブランドが好きな人を採っていく方が、確率も持続性も高いように思う。
上場の位置づけも、時代と併せて色々変化してきていると思う。