【中川政七】良いビジョンを掲げると、会社の質が変わる
コメント
選択しているユーザー
心の内の表現をする事がとても大切な事がよくわかります。
せっかく心にうかんできた世界観はお外にださないと勿体無いですね。
---
昔、ある人が大阪城の石垣を積んでいる職人さんたちに、
「何をやっているんですか?」
と聞いた。
職人さんの一人が、
「見ればわかるやろ? 石、積んでんねん」
と答えた。
同じことを別の職人さんのグループに聞いたら、
「日本一の城を造ってるんだよ。これは平和の象徴になるんだ」
と答えた。その2つのグループの石垣の出来は、もう全然違ったといいます。
注目のコメント
中川政七商店の会長で十三代・中川政七さんの連載第4回です。
---
日本の工芸をベースにした生活雑貨や衣類の製造・販売を手掛ける中川政七商店。その商品は、なつかしさとモダンさのバランスが絶妙だ。
工芸業界初のSPAモデルを構築し、「遊 中川」「中川政七商店」などの自社ブランドを確立したのが、十三代・中川政七氏。
1716年、奈良の地で創業して約300年。老舗の革命児は2018年に44歳で社長を創業家以外で初となる千石あや氏に託し、自身は会長職に就いた。
「日本の工芸を元気にする!」というビジョンに向けて、経営コンサルティング事業に取り組んでいる。業界の課題と解決策とは。(全7回)
■第1回 「いい街」とは「いい店」がたくさんある街
■第2回 無条件に買ってしまう「ブランド」とは何なのか
■第3回 「ブランド」をつくる方法を考えた
■第4回 良いビジョンを掲げると、会社の質が変わる
■第5回 工芸品メーカーのコンサルを始めた理由
■第6回 社長交代、千石あやを選んだ「リーダーの3要件」
■第7回 コロナは言い訳。手の届くことを考えるのが経営だ催事帰り道の社員との会話から社是のヒントを得たのも、中川さんと社員の心理的距離が近く耳障りの良し悪しに関わらず躊躇いなく意見をいえる環境、関係性の産物だと思う。
『日本の工芸を元気にする』
そのビジョンと策定以降の中川政七商店の取り組みがびたりとフィットしており、インタビューを読んでお店に行きたくなった。