2021.04.16
# F1

F1第2戦、「角田裕毅×ホンダ」の活躍に期待せざるを得ないと言えるワケ

アルファタウリの「地元」での戦い

「今年のF1は面白い!」「角田すごい!」

そんな声が深夜から朝にかけてSNSを埋め尽くした「F1世界選手権」の開幕戦・バーレーンGP。

マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)vsルイス・ハミルトン(メルセデス)のバトルは非常に見ごたえがあったし、7年ぶりの日本人F1ドライバーとしてデビューした角田裕毅(つのだ・ゆうき)の走りは未来への希望に満ちたものだった。

話題満載のシーズンではあったが、ファンは予想以上に満足した開幕戦だったのではないだろうか?今回は開幕戦を振り返りつつ、第2戦・エミリア・ロマーニャGPのプレビューをお届けしよう。

インタビューからもアグレッシブな姿勢が滲み出る角田。かつてないスケールの日本人ドライバーになるかもしれない/photo by gettyimgaes
 

勝てる力があったが敗れたホンダ

開幕前の下馬評は「ホンダ」パワーユニット優勢、「メルセデス」失速という感じだった。しかし、予想通り「メルセデス」は開幕戦・バーレーンGPのウィークエンドまでに問題点を改善し、ルイス・ハミルトン(メルセデス)が底力を見せて開幕戦を制した。

ハミルトンは流石、そしてメルセデスはやっぱり王者だった。とはいえ、ホンダは開幕戦・バーレーンGPで優勝できるチャンスはかなり高かったと言えるだろう。レースの主導権を握っていたのはマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)だったが、ハミルトンが早めにタイヤ交換してペースアップしてリードを築くアンダーカット作戦に成功して首位に立った。

レース中の無線でも流れていたが、決勝がスタートしてからフェルスタッペンにはデフ(デファレンシャル)にトラブルを抱えており、思ったようなペースアップができなかったのだ。

最後はハミルトンを抜くことに成功するも、コース外走行でペナルティを受ける可能性があったため、首位を譲るも最後はハミルトンの底力に負ける形となった。逆にいうとトラブルさえ無ければフェルスタッペンは楽勝で勝てていた可能性が高い。

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