[ワシントン 15日 ロイター] - ブリンケン米国務長官は15日、事前発表なしにアフガニスタンの首都カブールを訪問し、ガニ大統領と会談した。バイデン米大統領が前日、アフガン駐留米軍の撤退を正式に表明したことを受け、アフガン政府と市民を米国が支援する姿勢に変わりはない考えを改めて示した形だ。

バイデン氏は、過去10年間で米軍がアフガンに駐留する目的の「不透明性が強まっている」と述べ、米中枢同時攻撃から20年の節目となる9月11日までに撤退を完了すると明らかにした。北大西洋条約機構(NATO)軍も撤退する見通し。

こうした中でブリンケン氏がガニ氏と会談したのは、米国は軍を引き揚げてもアフガンへの関与を維持すると安心させる狙いがあった。ブリンケン氏は、アフガン政府と反政府武装勢力タリバンの和平合意を確実に前に進めるために米国は外交努力を強化し、「われわれができる全て」のことを実行していくと請け合った。

またブリンケン氏は「バイデン大統領の演説後これほどすぐに私がアフガンを訪れた理由は、われわれが当地にあることで、アフガンへのコミットメントを継続することを文字通り証明するためだ」と述べた。

ブリンケン氏は、アフガン政府で和平プロセスを主導する国家和解高等評議会のアブドラ議長とも会談。アブドラ氏はバイデン氏の米軍撤退を支持する考えを明らかにした。